◆CBLA古川理事長インタビュー

2018.9.13号

後援団体インタビュー

(一社)キャラクターブランド・ライセンス協会 理事長
(株)ソニー・クリエイティブプロダクツ 会長
古川 愛一郎 氏

キャラクターブランド・ライセンス協会(CBLA)は、ライセンス市場の拡大・発展、そして国際化を目的に、2014年に発足しました。年々会員数が増加し、今では122社が加盟して下さっています。
人々に夢や感動、癒しを与えてくれる「キャラクター」の市場規模は、1990年代から徐々に拡大し、現在日本のライセンス市場は1兆4千億円と言われています(キャラクターデータバンク調べ)。近年では国内外でその市場の開拓が進んでおり「キャラクター」は日本が世界に誇る文化・産業へと昇華しました。

私も長くライセンスビジネスに携わっていますが、何をすればそのプロパティが市場に受け入れられるか、という確実な方法が無いのがこのビジネスの特徴です。言い換えれば、だからこそ、やり方次第でもっと色々なプロパティをヒットさせる事ができると思っています。その中で重要な事は、保有するプロパティの価値を中長期的に高めていく事だと思います。戦略はいろいろあると思いますが例えば、スタート段階では、どの業界(食品、文具、玩具、化粧品など)で展開するのがそのプロパティのイメージを定着させられるか。そういったプロパティに合ったイメージをしっかり考えておくことが重要だと思います。

イメージを描いたら次のポイントは、いかにしてそれに適したライセンシーとタイアップするかです。しかし、今まで取引した事もないライセンシーと出会える機会は意外と少なく、ライセンス業界に新規参入しても、なかなかライセンシーと出会えず、すぐに撤退してしまう企業もあります。

ライセンシーとのビジネスマッチングの場

「阪神タイガース」は全国区。では「甲子園」ブランドはどうか―。
グループ会社である阪神タイガースはすでに大きくライセンス展開していましたが、弊社が保有する「甲子園」ブランドをライセンスアウトできないか。ブランドライセンス事業に力を入れようと、約5年前に本格的な取り組みをスタートさせました。
しかし、「外部の企業様にブランドをライセンスする」といっても、どの企業様にニーズがあるのか、どうやってアプローチすれば良いのか、自力での新規取引先の発掘には限界を感じたのが実態でした。
色々と模索する中で、日本最大のライセンスビジネスの B to B 向け展示会が東京ビッグサイトで開催していることを知り、思い切って阪神タイガースと共同出展したのが3年前の2016年でした。

展示会への出展は初めてだったのに加え、具体的に製品があるわけでもないので、ブース内をどのように装飾するか、右も左も分からない中で準備を進めました。
阪神甲子園球場と阪神タイガースで、出展に向けて特別チームを結成し、何度も打ち合わせをした結果、「我々が提案できる全てのコンテンツを分かりやすく表現しよう」という事になりました。「甲子園球場グッズなどの商品化」「チケットなどキャンペーン利用での販促」「1DAYスポンサーなどによる企業PR」の3本を柱として、ブースに大きく表示。遠くからでも何が提案されているかが一目でわかるように。このやり方は来場者様からも「分かりやすい」ととても好評で、3回目を迎えた今年も継続して実施しています。

「ライセンシング ジャパン2018ソニー・クリエイティブプロダクツ社 ブース」

ブランドも ぜひご出展を!

【ライセンシングジャパン】には、現在、多くのプロパティが出展していますが、特にブランド・ロゴを所有する皆様にも、今まで以上に積極的にご出展頂きたいと思っています。
というのも、ブランドのライセンスビジネスは年々拡大していて、ブランドライセンス市場の拡大が本業界のさらなる発展につながると思うからです。
ライセンスビジネスは世界中にその市場があり、特に欧米・アジアには世界で通じるブランドが多く存在します。そうした企業の進出ももちろん、日本発のブランドも世界中でもっとビジネス展開できるようにしたいですね。

ライセンス市場がますます発展するよう、当協会も全力で取り組んで参ります。
これからも今まで以上のご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。